推し事クロニクル14 気になる記事
※登場人物はすべて仮名です。
■2004年夏
宮本さん(推し)の関係者さんである浅野さんとメールを数通やりとりすることができて感激していた私。それから半月ほど経った頃、あるメディアに宮本さんと、浅野さんを含む関係者さん数人とのトークセッションが掲載されました。
ここに載っている人と自分は交流がある、その事実を嬉しく思いながら、その記事を読んでいると、すごく気になる箇所に出食わしました。
それは宮本さんの発言で、活動していくにあたっての考え方みたいなものだったのですが。
宮本さんがそういう考えを持っているとすると。
私が作ったファンサイトには、その考えにはちょっとそぐわないコンテンツがあるのでした。
もしかして、宮本さんはこのコンテンツを見て、「嫌なもの作ってるなあ」と思ったんじゃないだろうか。
思ったからこそ、先日のイベントで、宮本さんは浅野さんよりサイトに対してテンションが低めで、つい出てしまった言葉が「父がいちばん喜ぶと思います」(宮本さんご本人がいちばん、じゃない)だったのではないか。
そんなふうに推測してしまうと、私はいてもたってもいられず、その後数日で該当コンテンツを大幅リニューアルしてしまいました。具体的に言うと、それはたくさんの項目で成り立っているコンテンツでしたが、項目の9割方を削除(非公開設定)することにしたのです。
作るのにかなり時間をかけ、苦労したコンテンツでした。先日のイベントの際、浅野さんのほうは、そのコンテンツに関してもいろいろ褒めてくださった。
だから、削除するのはとてもつらかったけれど・・。
でももし。もしも、宮本さんが不快に思っているのだとしたら、サイトに公開し続ける気持ちにはなれない。
このことがあってから、私はますます「宮本さんに迷惑がられているのでは・・」との思いにとらわれるようになります。
宮本さんが当時、そのコンテンツをどう思っていたかは、私から尋ねてみたこともないし、このブログを書いている現在も、分からないままです。