推しには言えないこの気持ち

とあるガチ恋女の問わず語りブログ

推し事クロニクル7 打ち上げ参加

※登場人物はすべて仮名です。

 

■2004年春

 

打ち上げ。

 

そう、このイベントはゲストのトークの後に、参加者との懇親のための打ち上げ(トークショー代とは別料金)があるのがお決まりなのでした。

私は打ち上げも「参加」で申し込んでいたのです。

 

宮本さん(推し)や浅野さんや石川さんなどは、トークショー会場から近くの打ち上げ会場までタクシーで、運営側の何人かと参加者たちは徒歩で向かいました。

その道すがら、私の問い合わせメールに対応してくださった運営スタッフさんとお話しました。
「やー、本当に来ましたねー」とスタッフさん。そんなに遠方からの参加者は珍しいのね・・。

 

また、ひとりの参加者が、私に声をかけてくる。
「物販のときに、宮本さんたちとの会話が聞こえてきちゃったんですけど、ファンサイトをやってらっしゃるんですか? なんというサイトですか?」と質問されたので、恥ずかしかったけれどサイト名を答える。

 

そんな、ちょっとした交流をしながらのんびり歩いて、打ち上げ会場である飲食店に到着。
会場は既に、宮本さんたちやほとんどの参加者が着席していました。

 

入り口で「どうしよう、どこに座ろう」とつっ立っていると、スタッフさん数人に「遠くから来た宮本さんファンなんでしょう? せっかくだから宮本さんの近くに座っては?」と、どんどん背中を押され、いちばん奥に鎮座ましましていた、宮本さんのほぼ真ん前に座らされてしまう。

 

ひ、ひえぇぇぇ、こういう展開も予想してなかった・・!

 

私の予想では、打ち上げはきっと、常連参加者さんや日本各地からやって来た宮本さんファンたちが良席を独占して、自分はひっそり隅っこにお邪魔させてもらうことになるんだろうな、と。でもひと言ふた言くらい、宮本さんとお話するチャンスはあるかな、あったらいいな・・なんて思っていたのに。

 

蓋を開けてみれば、このイベントはいろんなゲストが来るため、常連さんの中には宮本さんのファンというわけではない人もいて、宮本さんに興味がある常連さんにしても、みんなとても慎み深かった。そして過去記事に書いたように、他地方から来ているのは私だけ。

 

そういうわけで、打ち上げ会場は「遠くから初参加の、宮本ガチオタさん歓迎」という雰囲気になったのでした。ひいい。

 

目の前には美味しそうなお料理が並んでいるけれど、こんな宮本さんの近くでなんて、緊張して食べられそうにありません・・。